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一般社団法人日本生殖医学会

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Message from JSRM Organizers

Vol.6

吉野  修 先生

Dr. Osamu Yoshino
山梨大学大学院総合研究部医学域臨床医学系産婦人科 教授
副幹事長・庶務・将来計画検討担当幹事

吉野  修 先生
 

「なぜ、山にのぼるのか。そこに、山があるからだ」
(登山家、ジョージ・マロリー)

 

 山梨大学産婦人科 吉野と申します。今回、なぜ生殖医療を志したか、というお題でございます。すぐに思いついたのは、まさにジョージ・マロリーさんと同じ境地でした。つまり、「そこに生殖医療という高い山があるからだ」、に尽きます。他にも周産期、悪性腫瘍等の山があり、それぞれを専門にされている方には、山々のうちで一番、自分にとって神々しく光り輝く山に見えた分野に進まれているのでしょう。私は、生殖医療という山に挑戦したくなったのです。
 さて、これは他の方も書かれているかもしれませんが、生殖医療は0から1(無から新しい命)を生む出す医療だとしましょう。例えるならば周産期医療は1を2に増やす医療、そして悪性腫瘍は1をできるだけ0に近づけない、という医療でしょうか。どの医療が一番難しいか、と考えた際、誤解を恐れずに言わせていただきますと、無から有を生む出すことが一番難しく、だからこそ、やりがいがある、と思うのは、私だけでしょうか。

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