産婦人科のサブスペシャリティ領域の中で、生殖医療は生殖補助医療（ART）から生殖外科領域、がん・生殖医療など幅広い医療を提供することができます。外来診療で患者さんと関わりながら、胚培養部門、子宮鏡や腹腔鏡などの外科的なアプローチまで、様々な角度から生命の誕生に関わることのできる専門性の高い分野だと感じています。
　私は九州・沖縄ブロックの担当幹事を務めており、主に九州・沖縄ブロックで開催する学術集会の運営などを行っています。地域における生殖医療が円滑に行われ、お互いに連携しながら発展していくことを目指し活動しています。九州・沖縄地域においても多くの生殖医療の専門医が活躍しており、新しい治療や技術などの意見交換や情報交換により日々交流を深めています。日本のどの地域においても、必要とする患者さんへ最善の医療を提供できるように、生殖医療の魅力を共有しながら活躍される方が増えることを願っております。