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一般社団法人日本生殖医学会

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Message from JSRM Organizers

Vol.11

左  勝則(ちゃあ すんち) 先生

Dr. Seung Chik JWA
自治医科大学産科婦人科学講座・生殖医学センター
准教授
渉外担当幹事

北原 慈和 先生

 日本生殖医学会は、不妊症治療に代表される生殖医療にかかわる者の集団というだけではなく、生殖に関する基礎的および臨床的研究について、研究業績の発表、知識の交換、情報の提供などを行い、もって学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的とした組織です。
ここでは、学会のお仕事にかかわっている幹事の具体的なお仕事を紹介します。

 私は渉外委員会の幹事を担当しています。渉外委員会では、海外の学会や生殖医学領域の関連団体とコラボレーションする際のやりとり、学術集会でのjoint sessionをセッティングするためのさまざまな準備(例えば、会議の設定や、学会間の覚え書きの締結に向けた準備、テーマ決めのための委員会内でのディスカッション等)を行います。

 最近ではWHOの関連団体であり世界の体外受精レジストリーをまとめているInternational Committee for Monitoring Assisted Reproductive Technologies (ICMART)の会議に出席し、日本の生殖医療の現状を世界各国のレジストリー担当者に説明し、より良いレジストリーのあり方について情報交換をしました。こうしたディスカッションを、今後の日本のARTレジストリーにもフィードバックしていければと考えています。

 この仕事に就いて最も強く感じたことは、日本の生殖医療に世界が注目しているという点です。日本のARTの治療周期数は世界第二位にのぼり、マイルドな刺激が多いことや生殖医療が保健適用化されたことに、世界中が注目しています。こうしたことは、日常臨床だけではなかなか感じることはできません。学会活動を通じて、私自身の生殖医療に対する情熱を燃やすとても大きな刺激となっています。

 今後は2025年に日本での開催が予定されている、International Federation of Fertility Societies (IFFS) World Congressに向け、世界各国の担当者と連携しながら準備を進めていく予定です。乗り越えなければならない壁はたくさんあると思いますが、「皆で知恵を出し合い協力すれば、きっと成功するはず!」、と信じて、頑張っていきたいと思います。

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