日本生殖医学会って普段、どんな人がどんなことをしているの?
学会ってなんだろう・・・学会ではどんなお仕事があるの?
本会の先生方が、数ある専門領域の中で生殖医療を選んだのは?
このページでは生殖医学の魅力とは、そして日本生殖医学会をもっと皆様に知っていただくために、本会で活躍している19名の幹事の先生から生殖医学の魅力や本会のこと、学生・研修医の先生や一般の皆様へのメッセージをいただきました。シリーズ形式で全19回、随時お届けしていきます。
ご覧いただき、ご感想や幹事だけではないこんな人のこんなお話も聞いてみたい!等ありましたらお気軽にご意見(info@jsrm.or.jp)をお寄せください。
2023年6月
広報・ダイバーシティ委員会
広報ダイバーシティ委員会委員長 片桐 由起子
日本生殖医学会常任理事 広報・ダイバーシティー担当の片桐由起子です。
このコーナーは、生殖・内分泌領域をサブスペシャリティとして目指している皆さんと、すでに生殖医療専門医等を取得して生殖医療に従事しているみなさんへ、一層のご活躍を期待してメッセージをお届けしたく、作成いたしました。
私が「生殖・内分泌」をサブスペシャリティにしたのは、「子を持ちたいという願いを叶えるためのお手伝いをする医療」は、とても大切な医療であると思ったからです。産科・周産期医療では、母児が安全に出産に至ることを目指しますが、その医療の手前に、子を欲しいと思う方たちに子が授かる医療が必要であると強く思うようになりました。
産婦人科は、生命の誕生にかかわる素敵な診療科です。そして、その命の始まりにかかわる生殖医療はとても魅力的です。発生学・生理学・遺伝学、、、さまざまな領域を横断的に学ぶことができる領域です。そして、不妊治療として発達した生殖医療技術は、現在では不妊治療に留まらず「がん・生殖医療」や「女性ヘルスケア」等、様々な領域に応用されるようになっています。生殖医療専門医は、社会に必要とされている専門資格です。
日本生殖医学会は、生殖医療にかかわる医療従事者等の集団というだけではなく、生殖に関する基礎的および臨床的研究について、研究業績の発表、知識の交換、情報の提供などを通じて、学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的とした組織です。ここでは、学会運営にかかわっている幹事の先生方のお仕事の様子を紹介します。