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一般社団法人日本生殖医学会

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生殖医療コーディネーター

生殖医療コーディネーターの概要

2011年12月1日掲載

I.生殖医療コーディネーターとは

生殖医療コーディネーターは、日本生殖医学会の生殖医療従事者資格制度規約、生殖医療コーディネーター制度細則のもとに認定されます。生殖医療および看護における広い知識と熟練した技能、高い倫理性を備えた態度・姿勢によって、生殖医療に関わるすべての職種と連携し生殖医療チームの調整を行い、生殖医療の質向上に努めます。

II.生殖医療コーディネーターの役割
実践
  1. 生殖医療における検査・治療に関する看護
    • 1)検査・・・生殖のメカニズムと不妊の原因および検査とその後の治療法に関する情報提供および相談、不妊症検査を受ける患者の看護
    • 2)一般不妊治療・・・タイミング療法・人工授精を受ける患者の看護、排卵誘発剤を用いる患者の看護
    • 3)生殖補助技術・・・配偶子や胚を扱う医療を受ける患者の看護および医療チーム内調整、在宅自己注射指導、卵巣過剰刺激症候群などの早期発見
  2. 不妊に悩む治療中の個人もしくはカップルに対するカウンセリング
  3. 患者教育
    • 1)栄養・運動・喫煙などの健康教育
    • 2)不妊学級の運営
  4. 生殖医療により妊娠した女性およびカップルに対する周産期への継続性を配慮した支援
  5. 生殖医療の終結段階にある個人もしくはカップルに対する支援
    • 1)終結後の選択肢に関する情報提供およびニーズに対する相談
    • 2)今後のライフステージにおける女性の健康生活に対する指導
  6. 性機能障害に悩む個人およびカップルに対する支援
  7. 近い将来もしくは過去の、手術、がん化学療法、放射線療法等により、造精機能障害、卵巣機能障害を有する可能性のある患者に対する支援
  8. 生殖医療を受ける患者の看護における倫理的問題の判断と介入
  9. 性、生殖全般に悩みを抱える個人(思春期・更年期)に対する情報提供、カウンセリング
  10. 有効な社会資源の活用および自助グループとの協働
指導・相談
  1. 他の看護職者に対する不妊症看護の実践を通じた指導・相談
管理
  1. 生殖医療における患者中心のケア、患者のQOL向上を目指すケアの促進
  2. 生殖医療の医療安全管理における協働と調整
  3. 看護実践および指導・相談に関する活動の客観的データを用いた評価
研究
  1. 生殖医療および不妊症看護と関連する領域の研究論文の看護への活用
  2. 看護実践を検証するための調査・報告
  3. 生殖医療チームとしての共同研究活動への参画
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